Japanese Translation
Translated by Kaz Matamura

Chapter 1

　私たちはワンネス。　私たちは神秘なる力の肉体化です。一滴の水のが海の一部であるように　ワンネスとつながり、その一部でありながら別々にアイデンティティ、意識を持つ生き物です。　自己意識はまわりを取り囲む全体意識でもあり、限界のないものです。この意識集中力の頂点を常に私たちは意図的、時には無意識に求めています。

ワンネスに戻り全ての創造物の一部になるいうことは　多面に広がる自分に戻る一線的自己表現です。　外なるものとのつながりを意識し、自己の形式、また意識を通し生きるもの全てに対しての理解、認知を無限に広げます。　自分の崇高な部分と意識をつなげることにより、現代においての活躍が可能になります。

この本を手にしたという事実があなたの高い意識が作動している証拠です。あなたの現実の本質、原始的洞察、そして理解する意識は　物事を“あるがまま”でうけとる普通の容認力を超越します。である、ではない、といった容認と否定は空論の地盤です。自己の現実は幻想である、というひともいます。意識はあくまで現実に最も近い思考の象徴作用なのです。

感覚が体験したものは経験として実在します。また　自己の世界とは意識と行動で創り上げられたものであり、自分に関わった人が住む世界も　現実として実在します。そして直感的な意識も肉体的な意識と特に区別しなくても　生命の一部として共通に織り込まれた現実として実在します。つながり、コネクション追求への共通の意思が決意と願望で編み込まれている私たちの運命を理解するための一歩なのです。

自己の現実とは自分の存在が消えるとと共に絶えます。　この“喪失”とは自身では体験できることではなく、他の人の解釈でしか知ることができません。意識が高い調波に移動するとき　自己の生命力がいままで体験したことのない速さで存在意識の頂点に達し、　自覚と先天的な見解が具体化されます。この意識の入れ替わりの際、拡張された現実を垣間見ることが可能になりはじめます。

肉体では知覚できない現実をも見ることができるようになります。本や予言、未知の地の見える者の話を聞かずに　もともと備わっている無限の“存在”が把握でき、自分自身を通しワンネスの一体としての能力と経験に達します。

同時に知覚は高められはじめ、完全超越の地盤となります。通常、知覚は時間と空間の存在する現実に縛られた見解です。しかし、この旅路は時間と空間に縛られることがなく身軽に移動でき、肉体的知覚が無用になります。これは自分のエッセンスと“その他”が打ち解けあい調和を生み出した結果です。そしてワンネスとなるのです。

私たち自身が全て存在するものの一体化、ワンネスです。意識の有無に関わらず私たちは　その意識と一体に戻り再結合することを求めています。　創造の時からばらばらに分かれてしまった意識との再結合を強く望んでいます。

　私たちはいま人生として歩んでいる自失状態から自己意識を目覚めさせるための招待状を送ります。　存在が孤立し切り離されている証拠である重いカルマを背負う自分を浄化する機会です。自己が閉ざしてしまったカーテンを開き　魂が長年もとめているように　真を見るのです。

私たちは創造の時から積み上げ超越した利己心の形勢であり、直線的限界に閉じ込められた現実から抜け出すことを切望しています。上昇とも呼ばれる経験の結果であり、あなたの未来の姿でもあります。

あなたは意識とアイデンティティをもつ神聖の真髄です。　ワンの一部としての存在の体験表現であり、予定どおりに訪れた必要な経験を蓄えたタイムカプセルでもあります。最終的にはこの旅で経験したアドベンチャーの理解が　高い振動で働く内部との調和を果たします。

今まで現実と思っていた夢のなかでもつれた糸をほどく過程が始まりました。日ごろの劇的な状況の中でも　意図と結果の共通点をきちんと見抜き　自分を見失うことのない明敏な洞察力を身につけ、自分のアイデンティティを実現したのです。　

もうすぐ現在蓄えている経験意識が深まります。　また、現世に起こっている出来事の枠作りをした古代の影響が見えてくるでしょう。　色々な面において　自己とは過去の出来事の集計されたものなのです。そして、現世がそのチェーンから抜け出す機会を与えてくれます。

歴史と経験を悟る一方で　時間を超越し生き残りつづけた　今まで回避していた自分の部分に目を向ける機会です。そうすることでワンネスの一部である自分を目覚めさせ、全身がワンネスになり、真髄がつながった個体となります。　

チャンスは身近です。今の現実を超え自分を完全に目覚めさせる契機 です。この過程が現世に生まれてきた存在理由です。この旅路は型をとわず生涯を超越し続き、距離も時間も関係なく限界はありません。　ワンネスとしての実在です。　ワンネスとして目覚め、生地に導きましょう。